【シリコンバレー=中藤玲】デザインソフト大手の米アドビが14日発表した2023年12月〜24年2月期決算は純利益が50%減の6億2000万ドル(約920億円)だった。売上高は前年同期比11%増の51億8200万ドルに伸びたが、同業の米新興フィグマの買収断念に伴う契約解除料として10億ドルを支払った影響が出た。
実質1株利益は4.48ドルで、売上高とともに市場予想を上回った。一方で3〜5月期の売上高見通しが52億5000万〜53億ドルで市場予想に届かなかったことを受け、14日の米国市場の時間外取引で株価は同日終値と比べて一時10%超下落した。


